健康コラム/28「ジョギング時の呼吸法」(2020.2.24)
ジョギング時の呼吸法 特別な工夫わざ
ジョギング・ランニングをするときは、普通の呼吸ではなく特別な工夫をした呼吸をするのがオススメです。
そのジョギング時の呼吸法とは、「2回に分けて息を吸い」「2回に分けて息を吐く」ことです。
こうするとリズム感良く走れますし、効率の良い酸素補給をすることができます。
具体的には心のなかで「ワンツー・ワンツー」とか「いちに・さんし、いちに・さんし」といいながら走るのです。
時代劇に出てくる「カゴかつぎ」が、「エッサ・ホイサ」と掛け声をかけながら走っているのを見たことがおありだと思いますが、あの掛け声はまさに「ジョギング時の呼吸法」のお手本なのです。
とても理にかなっていますし、わたしも「エッサ・ホイサ」と心の中でつぶやきながら走ります。「ちょっとKoolじゃないなぁ・・・。かといってホットなわけでもないし・・・。」という声が聞こえてきそうですが、試しにやってみて下さい。けっこうしっくりきますよ。
たまたま一緒に走ったりしているカッコいい訪日外国人がまちがってマネして帰国後にはやらせてくれたら楽しいです。逆輸入された後ではそれこそKoolじゃなくなりますよ(笑)。
いま「日本人がやっている日本らしい工夫」というのは、なにせ「クール・ジャパン」なのですから。
これは最近のMMC理論(マインドマッスルコネクション)ともつながるところがあって、MMC理論では「右足・左足」と唱えるほうが理論上いいのでしょうが、いかんせん「ゴロ」がわるいので使えませんね。
MMC理論とは「鍛えている筋肉の名前や部位の名前を声に出しながら、意識を向けて動かすことでより活動量が活性化する」という理論です。「目でその部位を見ながら筋肉を動かす」とよりいいようです。
私がTVで視た実験では確かに2倍ほども活性化の数値が上がっていました(NHK、日本人のおなまえっ!2020.1)。
よく高校などのクラブ活動のランニングシーンで、「ファイオー・・・」というような掛け声がありますが、こういうのは「気合を入れる」ことには役立つと思いますが、ランナーとしての向上には向かないかもしれませんね。
私は脳を活性化させ、血流も高め、若返りホルモン・前向きホルモン・記憶力アップホルモンであるテストステロンを出すために休日にはかならず散歩するのですが、
すれ違うランナーのほとんどがこの「ジョギング時の呼吸法」をしておらず、もったいないなぁ、と感じます。ただ「はぁはぁ」いいながら走っている人がけっこう多いのです。
せっかく「僕はカタチから入るタイプだから」といわんばかりにKoolなビジュアルで走るのですから、呼吸法もKoolにいきましょう。かならずもっと走りやすくなりますヨ。
私はこの「エッサ・ホイサ」という「ジョギング時の呼吸法」を、高校のバスケ部時代に教わりました。
余談ですが、体育祭の時は1,500M走で陸上部の中距離専門選手とも決勝で走り、この「ジョギング時 呼吸法」で優勝しました。もう30年前の昔話しですが。
エッサ・ホイサのこのジョギング時 呼吸法が影響したことはまちがいありません。
もちろん短距離走ではこれではいけません。短距離走の呼吸の原則は、息を止めて100Mを走り切る、という呼吸のしかたでなければなりません。
まちがっても「ジョギング時の呼吸法」で走ってはいけません(笑)。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました(^_-)-☆。