51 なぜ塩分の摂りすぎは悪い? | 塩分摂り過ぎの病気体験談 (2020.10.13)
塩分の摂りすぎはよくないとよく言われますが、具体的にどのように悪いのでしょう?
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体内を循環する体液は一定の塩分濃度でなければいけません。そのため塩分を多くとると腎臓が塩分濃度を薄めようと調整し、カラダに沢山の水分を溜め込むのです。
すると血液の体積が増え、心臓はより多くの血液を送り出さなければならなくなるため、心臓に大きな負担がかかるのです。
あまりにも血液の体積がふえると、心臓のポンプ機能が追いつかなくなり、一時的に破綻(はたん)して、心臓が受け入れられなくなった血液が「肺」にたまってしまいます。
これが急性の「うっ血性心不全」という病気です。
「うっ血性心不全」はわたしも2年前にかかりました。下の「2」で、そのときの経験談を書きます。
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|| 2) 血圧が上がり、血管に負担がかかる
血液の体積が異常に増え、心臓が普段より余分に血液を送り出さなければならなくなる結果、一回に送り出す血液の量も増えます。そのため当然「血圧」が上がります。
血圧が異常に上ってしまうと、当然血管に負担がかかり、血管に関係する症状・病気も出てくる可能性が高まります。
あまりに高い圧力が血管にかかると、血管が破れたり裂けたりしてしまうことがあり、そのほとんどは命にかかわる「深刻」な病気になります。
代表的な危険な病気は
①くも膜下出血・・・頭蓋骨内側の脳に近い「くも膜」内側で、血管が裂けて出血する。
②脳梗塞・・・脳内の元々つまりかけていた血管が破裂して出血する。
③動脈破裂・・・弱くなっていた動脈の一部が破裂する。部位によってそれぞれ固有の病名がつく。
④動脈りゅう・・・元々つまりかけていた動脈に強い圧力がかかって動脈がさけて出血する。
これらは元々血管が痛んでいたり、悪玉コレステロールによるプラーク(かす)が溜まって、血管を狭めていたりという状況を抱えている人がなる病気です。
また急性の症状でない場合でも、長期間にわたって血管に負担をかけ続けることで、血管が疲弊(ひへい)・老化し、他の臓器にも負担をかけて行くのです。
ちなみに脳の血管りゅう(詰り)もカラダの動脈りゅうも、ちゃんと検査すればあらかじめ把握できますから、キチンとメンテナンスすれば、充分病気を防ぐことができます。
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|| 1)症状
暑くなり始めたある日、歩いているととても息苦しく、階段を上がるのも息が上って、途中休まないと登れないという状態になりました。
じっとしていればさほど苦しくはないのですが、動くととても息苦しく、例えばジョギングなんてとてもできる状況ではありませんでした。
ただ自覚症状は「息苦しい」だけです。それ以外の危険はあまり感じませんでした。
具合が悪いのでおそらく「脳」の機能も落ちていたはずですが、車の運転をしていても特に認知機能が落ちるというようなことは感じませんでしたし、勘違いで壁に車体をこするというようなこともありませんでした。
脚もむくんだはずですが、その時は脚のむくみは気づきませんでした。
とにかく「息が苦しい!」という症状でしたね。
|| 2)原因
私は仕事に行くとき、2Lのペットボトルから、お茶を500CCのペットボトルに小分けして出かけるのですが、暑い時期は少し塩を足してボトルに詰めます。
ある時手もとがくるって塩が「ドバっ」と入ってしまったのですが、面倒がって「まぁいいか・・」とそのまま飲んでしまいました。それが原因でした。
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|| 3)治療
診察を受け、X線画像で肺の下側に血液が溜まっている状態がはっきりと確認でき、すぐ入院が決まりました。
ただ診察を受けた病院より設備が整っている病院のほうがいいだろうという事で、同じ先生が日勤出向している別の病院に入院することになりました。
最初に診察して下さった内科の先生がたまたま循環器専門の先生だったのは幸運だったと思います。
最初に診察を受けたのは大田区の目蒲病院でしたが、先生は昭和大学病院の先生で、やはり大田区内の松井病院にも日勤出向していたため、そちらに入院しました。
敷地や建物はさほど大きくないのですが、スタッフは総勢250人もいるそうで、院内での患者への対応システムもとても良くできている病院でした。
入院は1週間で、手術はなし、主な治療は「利尿剤」で体内の水分をどんどん出し切る、という治療でした。
毎日点滴もありましたが、治療自体は辛いものは特になく、おだやかな入院生活でした。
今ではすっかり元気で、前向きに、幸せな気分で毎日を過ごしています。
怖いのはむしろ血管が破裂する病気ですね。
内容のいい食事、軽い運動習慣、カインドフルネスを意識して、毎日を過ごしたいですね。
カインドフルネスとは、人に親切にしたり、思いやりの気持ちをもったり、感謝したりするとオキシトシンという体内ホルモンが血管内で一酸化窒素という物質を作り、この物質が血管を若返らせてくれるというものです。
食事だけでなく、日々ほがらかに、ニコニコして過ごすことが、健康にも幸福にも一番いいようです。
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目次
1、塩分摂り過ぎがなぜ体に悪いのか
1)血液の体積が増え、心臓に負担がかかる。
2) 血圧が上がり、血管に負担がかかる
2、私がかかった塩分摂りすぎ病気体験談
1)症状
2)原因
3)治療
3、まとめ
※長文はアプリ「Pocket」にURLをコピーして「読み上げ」してもらうと便利です。PCブラウザ版には読み上げ機能はないようです。1、塩分摂り過ぎがなぜ体に悪いのか
1)血液の体積が増え、心臓に負担がかかる。
2) 血圧が上がり、血管に負担がかかる
2、私がかかった塩分摂りすぎ病気体験談
1)症状
2)原因
3)治療
3、まとめ
1、塩分摂り過ぎがなぜ体に悪いのか
|| 1)血液の体積が増え、心臓に負担がかかる。体内を循環する体液は一定の塩分濃度でなければいけません。そのため塩分を多くとると腎臓が塩分濃度を薄めようと調整し、カラダに沢山の水分を溜め込むのです。
すると血液の体積が増え、心臓はより多くの血液を送り出さなければならなくなるため、心臓に大きな負担がかかるのです。
あまりにも血液の体積がふえると、心臓のポンプ機能が追いつかなくなり、一時的に破綻(はたん)して、心臓が受け入れられなくなった血液が「肺」にたまってしまいます。
これが急性の「うっ血性心不全」という病気です。
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|| 2) 血圧が上がり、血管に負担がかかる
血液の体積が異常に増え、心臓が普段より余分に血液を送り出さなければならなくなる結果、一回に送り出す血液の量も増えます。そのため当然「血圧」が上がります。
血圧が異常に上ってしまうと、当然血管に負担がかかり、血管に関係する症状・病気も出てくる可能性が高まります。
あまりに高い圧力が血管にかかると、血管が破れたり裂けたりしてしまうことがあり、そのほとんどは命にかかわる「深刻」な病気になります。
代表的な危険な病気は
①くも膜下出血・・・頭蓋骨内側の脳に近い「くも膜」内側で、血管が裂けて出血する。
②脳梗塞・・・脳内の元々つまりかけていた血管が破裂して出血する。
③動脈破裂・・・弱くなっていた動脈の一部が破裂する。部位によってそれぞれ固有の病名がつく。
④動脈りゅう・・・元々つまりかけていた動脈に強い圧力がかかって動脈がさけて出血する。
これらは元々血管が痛んでいたり、悪玉コレステロールによるプラーク(かす)が溜まって、血管を狭めていたりという状況を抱えている人がなる病気です。
また急性の症状でない場合でも、長期間にわたって血管に負担をかけ続けることで、血管が疲弊(ひへい)・老化し、他の臓器にも負担をかけて行くのです。
ちなみに脳の血管りゅう(詰り)もカラダの動脈りゅうも、ちゃんと検査すればあらかじめ把握できますから、キチンとメンテナンスすれば、充分病気を防ぐことができます。
心疾患・脳血管リスクの検査を自宅で早く安く確実に!GME医学検査研究所
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2、私がかかった塩分摂りすぎ病気体験談
私は2018年6月に急性の「うっ血性心不全」を体験しました。|| 1)症状
暑くなり始めたある日、歩いているととても息苦しく、階段を上がるのも息が上って、途中休まないと登れないという状態になりました。
じっとしていればさほど苦しくはないのですが、動くととても息苦しく、例えばジョギングなんてとてもできる状況ではありませんでした。
ただ自覚症状は「息苦しい」だけです。それ以外の危険はあまり感じませんでした。
具合が悪いのでおそらく「脳」の機能も落ちていたはずですが、車の運転をしていても特に認知機能が落ちるというようなことは感じませんでしたし、勘違いで壁に車体をこするというようなこともありませんでした。
脚もむくんだはずですが、その時は脚のむくみは気づきませんでした。
とにかく「息が苦しい!」という症状でしたね。
|| 2)原因
私は仕事に行くとき、2Lのペットボトルから、お茶を500CCのペットボトルに小分けして出かけるのですが、暑い時期は少し塩を足してボトルに詰めます。
ある時手もとがくるって塩が「ドバっ」と入ってしまったのですが、面倒がって「まぁいいか・・」とそのまま飲んでしまいました。それが原因でした。
気をつけるべきカラダの場所が予め分かる、遺伝子検査キット「マイコード」公式サイト
|| 3)治療
診察を受け、X線画像で肺の下側に血液が溜まっている状態がはっきりと確認でき、すぐ入院が決まりました。
ただ診察を受けた病院より設備が整っている病院のほうがいいだろうという事で、同じ先生が日勤出向している別の病院に入院することになりました。
最初に診察して下さった内科の先生がたまたま循環器専門の先生だったのは幸運だったと思います。
最初に診察を受けたのは大田区の目蒲病院でしたが、先生は昭和大学病院の先生で、やはり大田区内の松井病院にも日勤出向していたため、そちらに入院しました。
敷地や建物はさほど大きくないのですが、スタッフは総勢250人もいるそうで、院内での患者への対応システムもとても良くできている病院でした。
入院は1週間で、手術はなし、主な治療は「利尿剤」で体内の水分をどんどん出し切る、という治療でした。
毎日点滴もありましたが、治療自体は辛いものは特になく、おだやかな入院生活でした。
3、まとめ
私が経験したうっ血性心不全は一時的なもので、その後の日常生活に特に障害が残るというようなものではありません。今ではすっかり元気で、前向きに、幸せな気分で毎日を過ごしています。
怖いのはむしろ血管が破裂する病気ですね。
内容のいい食事、軽い運動習慣、カインドフルネスを意識して、毎日を過ごしたいですね。
カインドフルネスとは、人に親切にしたり、思いやりの気持ちをもったり、感謝したりするとオキシトシンという体内ホルモンが血管内で一酸化窒素という物質を作り、この物質が血管を若返らせてくれるというものです。
食事だけでなく、日々ほがらかに、ニコニコして過ごすことが、健康にも幸福にも一番いいようです。
今日もご覧いただきありがとうございます。
(文:リンパケアセラピスト・整体ボディーケアセラピスト/西片清)
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