健康コラム44 「新型コロナ重症化の具体的既往症」 (2020.6.16)


44 「新型コロナ重症化の具体的既往症」 (2020.6.16)

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私は今回の新型コロナ問題が起きてからというもの、重症化してしまう「具体的な事例」の報道にずっと注目していました。

ワイドショーなどで情報が出ることもありますが、まだメカニズムが「ちゃと解明されていない段階」の情報だったり、

「どうも〇〇らしい」というようなたぐいの情報なので、「信頼性に乏し」く、にわかには信用できない類(たぐい)のものばかりでした。

それに最近は、「ワイドショーうつ」という言葉も「医療界」では使われていて、わたしも以前からそういう傾向を感じ、ワイドショーは基本的には見ませんし、見たとしても「学術的視点」が必要なシーンに、「ワイドショー情報」を使うという事はしません。

まぁ、これは世の中の多くの人が思っていることでしょう。

そのため、なかなか体系的に整理された詳しい情報というものが出てこず、ずーっと信頼性ある報道を待ち望んでいました。

ここ数か月のあいだ「NHKスペシャル」や「サイエンスZERO」、「ヘウレーカ」、「あさイチ」、「今日の健康」、「チョイス」、「WBS」、「モーサテ」、「日経データ放送」、「ジョンズホプキンズ大学Webサイト」などをこまめにチェックしていましたが、なかなかきちんとまとめられた情報がありませんでした。

先日の「ヘウレーカ」では、少しだけ触れられたのですが、「遺伝子学者」(大阪大学大学院教授仲野徹氏)の観点からの、「感想」に近い「見解」に過ぎなかったため、記事にはできませんでした。

実際の「医療現場」からの情報が「リアルタイム」に入手でき、かつ「検証」できる立場の「専門家の見解」でなければ、こういう「現在進行形の事態」の解決の「参考にはならない」ですからね。

しかし、ようやく先日の「チョイス」でちゃんと整理された、信頼性ある解説番組が放送されたので、今回はコロナが重症化する「既往病」の「具体的病気」や重症化する「メカニズム」を整理して書きます。

以下、学術的記述はすべて放送中の「日本高血圧学会減塩委員会委員 日下(くさか)美穂医師」の解説に基づきます。

目次
1、重症化する具体的危険要素と新事実のメカニズム
2、「感染がこわくてこわくてしかたない」人は、まず「病気の有無」を検査しましょう。
1、重症化する具体的危険要素と新事実のメカニズム

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新型コロナは感染しても、通常は「症状が全くない」か、または「ごく軽い症状」であることが普通です。

野球の「巨人軍の選手」もそうですし、自粛解除後に感染が広がった「ホストクラブ」の人達もほとんど症状がありませんでした。

新型コロナは基本的には単なる風邪と変わらないか、むしろそれより症状が軽い感染症と考えるほうが正しいとらえ方なのです。

「既往症のある人」は重症化しやすいというのは事実です。具体的に注意すべき既往症は以下のような病気です。

〇 「肺の病気」がある人
〇 「糖尿病」の人
〇 「心臓病」の人

〇 「腎臓病」の人
〇 「肥満」の人
〇 「がん治療中」の人

〇 「免疫抑制剤」を投与している人
〇 「65歳以上の高齢者」
〇 「介護が必要な人・虚弱な人」

最近分かってきた重大な事実が、新型コロナに感染すると、「からだ中の血管に炎症が起こる(日下(くさか)医師)」ということです。

「腎臓病」「心臓病」「糖尿病」の人はもともと血管に炎症がある状態なのに、それに輪をかけて炎症をひどくしてしまうので、急激に症状が悪化して生命の危機に直面してしまうのです。

「肥満」の人も「高齢者」も「虚弱体質」の人も、血管が弱くなっていますから、新型コロナが重症化をまねくのです。

「高血圧」の人がただちに感染しやすいとか、重症化しやすいというのは「厳密にいうと誤り」です。

「高血圧自体」は、感染のしやすさにも重症化にも「直接」つながりません。
「高血圧の人」は「心臓病」や「肥満」、「糖尿病」を合併・併発していることが多いので、重症化しやすいだけなのです。

これは「国際高血圧学会」も「日本高血圧学会」も共通の見解だそうです。

また高血圧は「65歳以上の人にとても多い」ので、重症化の危険が大きいというだけなのです。

ちなみに高血圧とは「2週間にわたって毎日朝2回、夜2回計測し、それぞれ2回目の計測数値の平均が140/90以上(mmHg)」の場合です。

たまたま1回だけ計って140以上だからといって「高血圧」という訳ではありませんから注意してくださいね。血圧は心拍数と同じで、1日の中でちょっとしたことでとても大きく変化するのです。

また「家」で計った場合は数値が低めになりがちなので、「135以上」だと、高血圧が「疑われる」だけです。

高橋克実さん出演の某CMを鵜呑みにしてはいけませんよ(笑)。ちなみにわたしは牡羊座の高橋克実さんは大好きです。制作サイドの人がイケないのですね。

話しを元にもどします。ここまで見てきてお分かりのように、直接の死因は新型コロナによる風邪症状というより、もともと抱えていた病気の悪化によるものが殆どなのです。

死因はあくまですでにあった「肺病の悪化と肺炎」「心臓病の悪化」「糖尿病の悪化」「腎臓病の悪化」等なのです。これらの既往症のせいで、抵抗力が落ちていると「肺炎を併発してしまう」こともあり、呼吸困難によって命を落とすこともあります。

ですからとくに病気のない健康な人は新型コロナに感染しても、普通は軽い症状ですみます。。

やみくもにこわがる必要はないのです。

2、「感染がこわくてこわくてしかたない」人は、まず「病気の有無」を検査しましょう。

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わたしは基本的に新型コロナは毎年の季節性感染症と変わらないと思っているうえ、人はなんらかの事由でいつかはこの世を旅立つものと割り切っているので、

とくに新型コロナの感染をこわいとは思っていません。

ただ、前々から書いているように、わたしが原因となって人様にうつしてしまうことは何としても防がなければならないし、

知らないうちに自分が宿主になってしまうことも、なんとしても避けなければならないので、「予防」、「注意」は怠らないようにしています。

TVでは「感染者数」だけを強調していますが、わたしは感染自体よりも「重症化リスクを持っているかどうか」のほうを、はるかに気にすべきだと思います。

最近のTV報道はピントが外れているし、TV界のリテラシーの低さが最近目に余る気がしています。

そのうち「感染恐怖症うつ」という病名すら、正式名称として学会に認定されるのではないかと思っています(笑)。

さきにも書きましたが、新型コロナは感染しても、通常は「症状が全くない」か、または「ごく軽い症状」であることが普通です。

このサイトで3月にも「新型コロナ自体はこわくない」という記事をかきましたが、3か月経って、実態が徐々にわかってきた今でもこれはおなじです。

「感染自体」が怖ろしいわけではないのです。怖ろしいのは「重症化リスク」だけなのです。

実際、日本の新型コロナによる死者数、「死者933人」(2020.6.15現在)というのは、毎年の季節性「インフルエンザの死者数」よりはるかに少ない人数なのです。

厚生労働省の統計によれば(雑誌「プレジデント社」サイトより)、「季節性インフルエンザの死者数」は以下のような数字です。

2015年  2,262人
2016年  1,463人
2017年  2,569人
2018年  3,325人

ですからやみくもに「感染がこわいこわい」というのではなく、こわいと感じる人はまず「自分に病気がないかしっかり検査」することが必要です。

大切なのは「重症化リスクの病気」がないかを「確認すること」なのです。

私はほかに配送ドライバーの仕事もしていて、法律で6か月ごとの健康診断が義務付けられています。毎日30分だけですが勤務時間が深夜帯にかかるので、日勤者は年1回のところ、「私は年2回」健康診断を受けています。

「自営業者」のかたや普通の「専業主婦」の方は、ちゃんと「定期的な健康診断」を受けていらっしゃいますか?

今はPCR検査はカンタンに受けることはできません。でもPCR検査より、重症化リスクのある病が自分の身体に潜んでいないかどうかを調べるほうがはるかに「重要」なんですよ。

きちんと自分の病気の有無を検査してもいないのに、あるいは医者嫌いで病院には行きたくないと言っているのに、「感染がこわいこわい」と嘆いていても「らち」があきません。

実際、私は数年前「多分歳のせいだろう」と放置していた症状が、実は「病気のせい」だったという経験をしています。(「私が経験した甲状腺ホルモン亢進症とは」(2019.5.27))

なので「たぶん歳のせいだろう」という不調を何がしか感じている方は、この機会に「しっかりと検査」を受けてください。

新型コロナ感染者の重症化患者に高齢者が多いのも、「歳のせいだろう」とか「どうせ歳だから」と、なんらかの不調があるのに放置する傾向があるからにほかならないのです。

年内にもワクチンは開発されるでしょうが、ウイルスは変異するのが当たり前ですし、次の冬には別のインフルエンザウイルスが出てくるかもしれません。かといって一般人は2年も3年も外に出ないわけにはいきません。

今までもそうであったように、これからもウイルスとともに生きるしかないのです。肝心なことは、機会あるごとに自分の健康に気配りし、自分のカラダをいたわってあげることなのですね。お互い気おつけましょうね。

今日もご覧いただきありがとうございます。

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