30.「にこにこしている人」は長生き 科学的説明 (2020.3.10)
昔から「にこにこしている人は長生き」といわれます。
じつはニコニコすることは科学的に健康にいい、カラダにいいことはまちがいありません。
今回はニコニコすることがどうしてカラダにいいのか、いい伝えではなく、科学的な目線でみてみたいと思います。
人はニコニコすると口角があがりみます。ちょうど「すまいるマーク」の状態です(^O^)。
口角があがると「きんちょう」がゆるみます。この「緊張がゆるむ」というのは「交感神経」の興奮がゆるんで「全身の血流がよくなるし、リンパ液のながれもよくなる」ということです。
そして安心ホルモン「セロトニン」もでます。
ごぞんじのように交感神経は日中ヒトが活発にうごいているときに優位になり、身の危険を感じたときにはこうふんして、
ストレスホルモンといわれる「アドレナリン」や「コルチゾール」の分泌をうながします。
これは動物としてのヒトが、けものなどにおそわれたときに身をまもること、反撃することができるよう、すぐ反応するためにカラダのセッティングをかえるためです。
ストレスホルモンがでると、まっしょう神経が、「戦闘や防御と関係のない器官」や「免疫活動に必要な器官や血管」をしめつけて血流を制限するのです。
これは「戦闘モードをたかめる」ために、「酸素やエネルギーとなる栄養分を筋肉や脳に優先的」におくるためです。
最近の研究では、「交感神経がこうふんしているときは、そのまっしょう神経がリンパ節の出入口もしめつけて閉じさせている」ことがわかっています(NHKガッテン2019.12)。
これはつまり「リラックスしているときでないと、免疫機能はほとんどはたらかない」ということです。
いちばん分かりやすい例が、入試や入社面接できんちょうしたときの「胃のキリキリ」です。
そのとき胃の入り口の血管は、まっしょう神経によって実際にしめつけられているし、戦っているさいちゅうに胃の中のものが逆流してでてこないよう、
「胃の入口自体」もしめつけられてしまうのです。
だからみぞおちのあたりが締めつけられてキリキリといたみ、場合によっては消化できずにゲリにつながったりしてしまうのです。
チョウ(腸)の表面には「絨毛(じゅうもう)」というヒダヒダがびっしりとあり、そのすぐ内側には全身の7割ともいわれる免疫細胞がびっしりとついていて、
血流・リンパ液にのって必要なはたらきをしてくれるわけですが、このように血流が制限されていてはその能力は十分に発揮でないのです。
つまりニコニコの反対の顔、ぶっちょうずらや強ばった顔つきをいつもしている人は、このように免疫力の機能が低下しているし、
「コルチゾール」や「アドレナリン」が血圧をあげ、心拍数もたかめて心臓の負担もふやすし、血管への負担もふやして、いためつけてしまうのです。
さらに最近の研究で、アドレナリンがでると「血小板につのが生える」ということも確認されました。
ツノといっても鬼のように二本ではなく、四方八方にたくさんの腕をのばすのです。
これはどういうことかというと、血小板というのは「かさぶた」をつくる「素」のような細胞ですが、
一般の細胞よりもかなり小さいため、固まるために必要なタンパク質などをどんどん自分にくっつけるためです。
これは戦いで出血したときなどに、失う血液を最小限にくいとめるためとも考えられています。
ケモノなどとの戦闘がない現代のふつうの生活ではどうなるかというと、今まではするすると通ることができた毛細血管も、
とおることができなくなって血液細胞が「つまってしまう」ということがおこってしまうのです。
「モ-レツにおこったとき、血圧があがって『脳梗塞』でたおれてしまう」ことがおこるのも、こういう現象が体内でおきているからなのです。
そんなわけでいつも「にこにこしてリラックスしている人」は、免疫の活動もいいし、
カラダのメンテナンスに栄養をつかえるわりあいも多いのです。
それにニコニコしていると、人とのコミュニケーションもスムーズにでき、幸福ホルモン「オキシトシン」や「セロトニン」も多くでるし、
なにより楽しくすごすことができます。
「セロトニン」は夕方から、睡眠ホルモン「メラトニン」にかわりはじめますから、夜もぐっすり眠れるのです!
皆さんの参考になれば幸いです。
今日もご覧いただきありがとうございます。
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じつはニコニコすることは科学的に健康にいい、カラダにいいことはまちがいありません。
今回はニコニコすることがどうしてカラダにいいのか、いい伝えではなく、科学的な目線でみてみたいと思います。
1、交感神経が優位のときはカラダのメンテナンスはあとまわし
人はニコニコすると口角があがりみます。ちょうど「すまいるマーク」の状態です(^O^)。
口角があがると「きんちょう」がゆるみます。この「緊張がゆるむ」というのは「交感神経」の興奮がゆるんで「全身の血流がよくなるし、リンパ液のながれもよくなる」ということです。
そして安心ホルモン「セロトニン」もでます。
ごぞんじのように交感神経は日中ヒトが活発にうごいているときに優位になり、身の危険を感じたときにはこうふんして、
ストレスホルモンといわれる「アドレナリン」や「コルチゾール」の分泌をうながします。
これは動物としてのヒトが、けものなどにおそわれたときに身をまもること、反撃することができるよう、すぐ反応するためにカラダのセッティングをかえるためです。
ストレスホルモンがでると、まっしょう神経が、「戦闘や防御と関係のない器官」や「免疫活動に必要な器官や血管」をしめつけて血流を制限するのです。
これは「戦闘モードをたかめる」ために、「酸素やエネルギーとなる栄養分を筋肉や脳に優先的」におくるためです。
最近の研究では、「交感神経がこうふんしているときは、そのまっしょう神経がリンパ節の出入口もしめつけて閉じさせている」ことがわかっています(NHKガッテン2019.12)。
これはつまり「リラックスしているときでないと、免疫機能はほとんどはたらかない」ということです。
いちばん分かりやすい例が、入試や入社面接できんちょうしたときの「胃のキリキリ」です。
そのとき胃の入り口の血管は、まっしょう神経によって実際にしめつけられているし、戦っているさいちゅうに胃の中のものが逆流してでてこないよう、
「胃の入口自体」もしめつけられてしまうのです。
だからみぞおちのあたりが締めつけられてキリキリといたみ、場合によっては消化できずにゲリにつながったりしてしまうのです。
2、交感神経の興奮状態は、血管も心臓も消耗させる
チョウ(腸)の表面には「絨毛(じゅうもう)」というヒダヒダがびっしりとあり、そのすぐ内側には全身の7割ともいわれる免疫細胞がびっしりとついていて、
血流・リンパ液にのって必要なはたらきをしてくれるわけですが、このように血流が制限されていてはその能力は十分に発揮でないのです。
つまりニコニコの反対の顔、ぶっちょうずらや強ばった顔つきをいつもしている人は、このように免疫力の機能が低下しているし、
「コルチゾール」や「アドレナリン」が血圧をあげ、心拍数もたかめて心臓の負担もふやすし、血管への負担もふやして、いためつけてしまうのです。
さらに最近の研究で、アドレナリンがでると「血小板につのが生える」ということも確認されました。
ツノといっても鬼のように二本ではなく、四方八方にたくさんの腕をのばすのです。
これはどういうことかというと、血小板というのは「かさぶた」をつくる「素」のような細胞ですが、
一般の細胞よりもかなり小さいため、固まるために必要なタンパク質などをどんどん自分にくっつけるためです。
これは戦いで出血したときなどに、失う血液を最小限にくいとめるためとも考えられています。
ケモノなどとの戦闘がない現代のふつうの生活ではどうなるかというと、今まではするすると通ることができた毛細血管も、
とおることができなくなって血液細胞が「つまってしまう」ということがおこってしまうのです。
「モ-レツにおこったとき、血圧があがって『脳梗塞』でたおれてしまう」ことがおこるのも、こういう現象が体内でおきているからなのです。
そんなわけでいつも「にこにこしてリラックスしている人」は、免疫の活動もいいし、
カラダのメンテナンスに栄養をつかえるわりあいも多いのです。
それにニコニコしていると、人とのコミュニケーションもスムーズにでき、幸福ホルモン「オキシトシン」や「セロトニン」も多くでるし、
なにより楽しくすごすことができます。
「セロトニン」は夕方から、睡眠ホルモン「メラトニン」にかわりはじめますから、夜もぐっすり眠れるのです!
皆さんの参考になれば幸いです。
今日もご覧いただきありがとうございます。
(文:リンパケアセラピスト・整体ボディーケアセラピスト/西片清)
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