32 「ヒマは地獄」(2020.3.24)
私の友人で不動産会社の社長がいます。
ここ1年ほどひきこもり気味であまり外に出ませんし、もちろん会社にもあまり顔を出さないようです。
そうなったのは3つほど理由があります
1)家賃収入のある不動産もいくつも持ち、仕事をしなくても生活に困らない。
2)年末にブレーンから資金融通を頼まれて、それに応対したくなくてけ病を使うようになった。
3)もともと深酒をするクセがあって、会社に来ないことがしばしばあった。
先日久しぶりに会いましたが、以前より猫背がひどくなりおじいちゃんがかがんで歩いているようでした。
シワもふえ、白髪もふえて、まるで「年金生活の老人のよう」でした。まだ53才のはずです。
共通の友人とも話しましたが、あまり寄り付きたくないような雰囲気でした。
本人は「うつ」だといっていましたが、まわりから見る分には、客観的に見て病的症状は感じられません。
本人が思い込んでいるだけなんですね。
日光を浴びず、歩かないことによって筋肉も動かさなければ、セロトニンも出ない、前向きホルモン「テストステロン」も出なくなるので、
たしかに「うつ」ぎみになります。
見た目は背も高いし、顔もワイルドなほうなんですが、容姿の割には気が小さいところがあって、わりと自分をごまかすくせもあり、
ついつい酒に逃げてしまうところがあります。
アルコールは「筋肉を弱める」といわれています。
会ったとき本人が見せたのでふくらはぎをみましたが、本当にやせほそってまさに老人のようでした。
まさしく「ヒマは地獄」です。
ソフトバンクの孫正義さんのように、いくつになっても、どんなにお金持ちになっても、夢を持ちつづけ、日々あたらしい課題をこなして、いきいきと生きて行かなければ、
やはり人はカンタンにおとろえて行くものだなぁ、と痛感します。
孫さんはいま62才、友人は孫さんよりみため10才はふけています・・・。
お互い夢を持ちつづけ、パワーを注ぎこみながら毎日をすごしたいですね。
今日もご覧いただきありがとうございます。
(文:リンパケアセラピスト・整体ボディーケアセラピスト/西片清)
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