健康コラム/4 「私が経験した病院のセミたらい回しとは?」(2019.6.3)
私は今年の3月、風邪に端を発したちょっと笑える体験をしました。
病院を3つ受診したのにどの先生も原因に気づいてくれず、結局コンビニの鉄分補給のプルーンヨーグルトで治ったという笑い話しです(笑)。
風邪は普通のもので、のどの違和感を感じたよく日から匂いと味がしなくなり始めて1週間後に鼻水も止まり味もしてきました。
ところがその日の午後ひどい立ちくらみが始まりました。行きつけの病院(大田区、昭和大学系の中規模病院、私の主治医は勤務曜日ではなく40歳手前かとおぼしき若い先生)でMRIの脳画像は異常なし、インフルエンザも陰性で1時間ほど点滴を打ってもらって別の病院で耳鼻咽喉科を受診するよう紹介状を渡されました。MRIで軽い副鼻腔炎の絵が映っていたからです。
点滴で症状は変化なく薬も処方されませんでした。めまいは続いています。
その日に大田区池上駅前の大きめの病院で耳鼻咽喉科を受けました。年配の女医さんは最初から不機嫌そうで気乗りのしない感じ。紹介状の書き方が不親切で画像も添付されていないと言ってました。この時点で患者の辛い症状のことはアタマから離れていたようで、一通りの診察で特に成果もなくゆっくり睡眠をとるようにくらいの話しで終わり、薬も処方されませんでした。
上記のお二人の先生とも共通しているのはご自分の患者さんでお忙しく、突然来院した他人が見るべき患者の仕事を早く終わらせたいというサラリーマンポリシーを感じたことです。
翌日になっても立ちくらみはおさまらずたまたまNHK「今日の健康」で「抗めまい薬」というものがあることを知り、結構小さい川崎中央病院に行きました。とっとと抗めまい薬だけ出してもらえばいいという気持ちだったので、待ち時間の少ない病院を選びました。
でもここの先生はとても真剣にそして丁寧に診察してくださいました。MRIもない病院ですが指の動きを目で追うように伝え3分ほどかけてとても丁寧に見てくださいました。ありがたかったです。
あらかじめ電話でうまく聞き出したのですが、この先生は鶴見区にある「共済会横浜東部病院」という大病院でも診察しておられる脳神経外科の素晴らしい先生でした。結局脳梗塞などの重大疾病の可能性は気にする必要がないと納得されたようで、患者の希望通り抗めまい薬を3種類処方してくださいました。
でもこの先生も単なる「貧血」という病名には思い至らなかったようです(^^)/。
抗めまい薬を飲んだその日は多少症状がよくなったのですが、結局翌日になるとまた症状が出たので、だめもとと思い鉄分をとってみることにしました。なんとイッパツで症状が消えました!コンビニエンスストアバンザイ!です(^-^)。
ちなみに最後の病院は設備や職員が少ないので保険の基本点数が小さいようで、診察代がとても安かったです。初診料込みの3割負担で税込み1,070円でした!ちなみに一番最初の病院はMRIに点滴も付いたので1万6,000円(3割負担)くらいしました。点滴はもちろん私が希望したわけではありません!商売上手です!
最近ではまずは「総合診療科」に回される病院もあります(「東邦大学大森病院」など)。ただ時間は非常にかかりますし、紹介状がない場合は予め確認する必要もあります。
そんなわけで小さい病院でもいい病院はありますから自分の病気に合わせて病院をうまく使い分けることを考えるといいと思います。手術も終わって症状が軽くなったら点数の小さい病院にかえるのも選択肢の一つです。
わたしも今と同じ昭和大学系の別の病院にかえることも考えています。曜日を代えると今の主治医の先生がそちらの安い病院にいらっしゃるのです。手術をする前はその病院(目蒲病院)に通っていたのですから。毎回の診察代が2,000円から3,000円くらいは安いと思います。「先生、ちょっと家から遠くて通うのが大変で・・・」というような理由でもつけて・・・。
最後までお読みいただきありがとうございました(^_-)-☆。
(文:リンパケアセラピスト・整体ボディーケアセラピスト/西片清)