健康コラム/10 「腸内細菌ダイエットサプリ・腸内フローラダイエット落とし穴」 (2019.9.3)
最近、腸内細菌ダイエットサプリのハデなCMをよく目にします。おもにYouTubeでですが。
「アメリカでは20キロは当たり前!」とか「合法ドーピング!」とか派手なキャッチコピーがどんどん連発されます。
確かにいつもハンバーガーのような食事ばかりでつけ物といえばピクルスくらいしか食べない、
体重100キロのアメリカ女性にはてきめんに効くでしょうが
普段から納豆・みそ汁・漬物などの乳酸菌食品やワカメ・ノリ・きのこなどの食物繊維(せんい)を当たり前に口にしている日本人には、腸内細菌をどんどん追加しただけで
それほど大きなダイエット効果があるとは思えません。
効果が期待できるのは普段「乳酸菌食品をほとんど口にしない」普段「食物繊維をとる習慣がほとんどない」という「へん食肥満」の人だけです。
歴史の浅いアメリカには発酵食品の特産品が見当たりません。チーズやヨーグルトは食べるイメージがありますがいずれも高カロリー。
ヨーロッパにだって「ザワークラウト」や「アンチョビ」などの発酵食品文化、「ポルチーニ」や「白・黒トリュフ」などのキノコを珍重する文化がありますから、移民の多いアメリカでも
巨漢(きょかん)の人は生粋(きっすい)のアメリカ人だけというイメージで、しょうゆ・ニョクマム・みそ・テンペ・納豆・かいそう・キクラゲ・きのこを食べる習慣のあるアジア系移民や、
乳酸菌食品・食物繊維食品を日常の食事に上手に取り込んでいる西欧系移民にもおデブさんのイメージはあまりありません。
ただ腸内環境を整えることは健康的に幸せな毎日をおくるために非常に大切なので、免疫力を高め、健康的に生きるために
腸内細菌サプリ、腸内フローラサプリはとてもオススメです。
ダイエットサプリとしてのオススメはしませんが、腸内フローラをととのえ免疫力を育てるサプリメントとしてはとてもオススメです。
なぜそう言えるのとかというと私の腸内環境はとても良いのですが、やはり食べれば太るからです。
私は意識して納豆を食べますし、納豆を食べれないときは酒粕入り食品を食べます。「わさび漬け」とか「数の子わさび」などです。
納豆が苦手な人にはわさび漬けをお勧めします。また「塩こうじ」や「甘酒」も利用できますよね。(本来の製法ではない味だけにせた「えせ調味料」はもちろん効果がありません。)
具体的にはまず朝起きて少し動くとすぐお通じの予感が来て、座ると一食分が個体となってすぐツルンとでます。
ふいてもほとんど紙が汚れないくらいきれいにでます。
オナラもほとんど出ません。炭酸をとったときなどはたまに出ますがほぼ無臭。
またお腹もいつもスッキリしていて健やかな気分で一日を過ごせます。
でも太ります。この夏場はミネラル不足と体力不足にならないよう遠慮なく食べ続けた結果、5キロは太りました。
血管・血圧・心臓系にいいのでピーナツを毎日食べ、そのカロリーせいでほとんどご飯にまでたどり着けずほぼ毎日コメなしの食事だったにもかかわらずです。
ですのでやせるために腸内環境か良い状態であることは必要なのですが、腸内環境さえ良くすれば必ずやせるというわけではありません。
腸内環境をととのえ免疫力を高めたり、お肌の調子と幸福ホルモンをたくさん出して毎日幸せに暮らすために「腸内環境サプリ」を上手に利用しましょう♪
でも「ダイエット効果絶大!」という誇大広告には踊らされなようにしましょうネ。
今日もご覧いただきありがとうございます。
(文:リンパケアセラピスト・整体ボディーケアセラピスト/西片清)