健康コラム/8 「セラピストおすすめ!寝違えたときの応急措置とは?」(2019.6.24)
きょうは「寝違え」の応急措置をご紹介します。
寝違えは睡眠中寝返りを打つことを忘れて長い時間同じ姿勢でいた時になりますよね。目が覚めて起き上がろうとしたことをきっかけになることもあります。
同じ体制でいたことで部分的に血流が極端に悪くなり「阻血(そけつ)」状態になって筋肉がかたまり、その部位に負担のかかるようなカラダをねじる動作をしたときに、それをきっかけにかるい「肉離れ状態」になると思われます。
その日がたまたま休みであれば整体にも行けるでしょうが、そんな都合のいいことはなかなかありませんよね。主婦のかただって子育てや色々な予定もあることでしょう。
寝違えはおもに首筋(こう頭下筋群)に症状を感じますが、実はこわばっている筋肉の部位は少し離れた場所の場合が多いようです。多くの場合が「せきちゅう起立筋」という「背筋」のせきつい脇の筋肉です。「そうぼう筋」という肩から肩甲骨の内側につながっている筋肉の一部分の場合もあります。
試しに痛みを感じる場所に手を当てながら首を少し回したり押したりしてみて下さい。案外そこが痛みのもとではないことに気づくはずです。実際には背筋や肩甲骨の内側など、ひどく突っ張っている場所を探してそこを手当します。そこが寝違え症状の大もとです。
一般的には温めます。おすすめの応急措置は貼るタイプの化学カイロです。貼ったその部分だけがお風呂に入っているような温かさで長い時間血流を助けてくれますし、自分ではもみにくい部位には便利です。
唐辛子エキスなどを使った直接貼るタイプは合う人と肌に合わない人がいますし、刺激をともなうタイプのため個人的にはお勧めしません。
また、さわってみてすごく熱を持っている場合には炎症を起こしている状態なので、もちろん温めてはいけません。冷やすタイプの湿布を使います。炎症がおさまって熱が引けば血流の妨げになりますから使用をやめましょう。
症状がひどくて歩くことすら辛いとか通常の業務も辛くてできないような場合には、迷わず整形外科を受診してください。エコーやMRIで検査してみないと客観的な症状の軽重や本当の疾病原因が解明できないこともあります。
当店は筋肉繊維を傷めないような手技が特徴です。一度お試しください。
最後までお読みいただきありがとうございました(^_-)-☆。
(文:リンパケアセラピスト・整体ボディーケアセラピスト/西片清)
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