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健康コラム/11 「こどもの腸内環境は大丈夫?いよいよ出現!食生活の不節制と免疫機能のこわ~い病気!」(2019.9.10/11.15更新)

ホテルによべる アロママッサージラクラス「こどもの腸内環境」


さいきん聞きなれない病気の名前をよく聞くようになりました。「多発性硬化症(たはつせいこうかしょう)」とか「慢性疲労症候群(まんせいひろうしょうこうぐん)」とかがその典型です。

私が子供の頃はまだ名前すらなかった「花粉症」も、むかしは正体がはっきりわらない「ただのアレルギー」として処理されていました・・・。

現在ではこれらはいずれも「免疫細胞がぼうそう」して「正常な細胞をまちがってこうげきする」ことで起こる病気と考えられています。

自分の「カラダをまもるべき防衛隊」が自分の「カラダをまちがって攻撃する」わけです。さもおそろしいことです・・・。

「多発性硬化症」も「慢性疲労症候群」も、 ぼうそうした免疫細胞が「脳」さいぼうの一部をこうげきすることによって脳の一部のきのう低下をまねき、どんどん体が動かなくなっていく難病です。

さらにこの記事をかいたおよそ2か月後(19.11.14)のNHK 総合TV「所さん大変ですよ!」という番組でも、国が難病指定している「かいよう性大腸炎」も腸内フローラのみだれによる「免疫細胞のぼうそう」が

ひきおこす「自己免疫疾患であることがわかった」という放送がされました(順天堂大学臨床試験チーム)。

正常な腸内フローラの人の便を医療として使えるように減菌して腸に注入しただけで何年ものあいだ苦しんだ難病があっさりとなおったのだそうです。

わたしは以前、すでにアメリカで便を使ってにたよう難病がなおったという別の放送(NHKスペシャル)を見て知っていましたから、私の頭の中では「腸内細菌移植療法」とか

「便移植術」による治療は理にかなった治療として常識になっていて特におどろきはありませんでした。

むしろおどろいたのは、わけもなく腸の表面がただれて出血したりする症状を「免疫のぼうそう」だということを、日本中の研究者・医師が見抜けていなかったのか!ということでした。

私のようなしろうとでもなんとなく想像できることなのに・・・。

ここ数十年の間、日本人は昔ながらの食事ではなく西洋的なおしゃれな食事を好んでたべるようになりました。

「コンビニ弁当とカップラーメンが主食」という人もかなり多いでしょう。「僕はマックしか食べません」といいきったわかい会社の同僚もいます・・・。

彼とおなじく、ながいいあいだ「納豆やみそ汁・つけ物」を食べていないとか、「こんにゃく・ながいも・やまといも、わかめなどのかいそう類、オクラ、キノコ、ごぼう」などの食物せんいをとっていないという人は

けっこう多いのではないでしょうか?

そのため昔から日本人が当たり前にとっていた乳酸菌や食物せんいのせっしゅ量がきょくたんに落ちてしまい、若者たちやいちぶのおとなたち免疫能力が非常に落ちてしまっているのではないかと思っています。

とうとう「食生活の変化や不摂生(ふせっせい)が私たちのカラダに新しい病気として現れ始めたのだなぁ・・・」と感じています。

「最近はなかなか摂(と)れていないけど、子供のころはよく食べていた」という場合はまだ簡単に修正できるのでさほど心配はいらないと思いますが、問題は「子供たち」です。

親が食べていない(作らない!)わけですから、自然と子供も食べていないはずです。給食などで多少は出るかもしれませんが、腸内細菌にはある程度の期間をかけて住みついてもらわなければなりません。

また最近のNHKスペシャル「人体Ⅱ『遺伝子』」によれば、いろいろな能力を発揮する「トレジャーDNA」というものがどんどん発見されているのですが、

DNAにはその遺伝子を「ON」にしたり「OFFのまま」にしたりするシステムがあって、「「ON」にするためにはある程度の期間トレーニングしなければならない」というのです。

そういわれてみれば私は中学生のころから急に記憶力があがって、あんき系科目だけはとてもできるようになりましたし、運動神経もこのころから急激に伸びた記憶があります。

こういう経験をお持ちの方はとても多いのではないでしょうか?

そのため子供の頃から日常的にとっているかいないかは、大人になってからの健康に非常に重要な影響を与えてしまいます。

先日も書きましたが私たちのカラダには「免疫細胞の暴走を鎮(しず)めるシステム」がちゃんとあります。

それが免疫細胞の暴走を鎮(しず)める「 T レグ」という特別な制御性リンパ細胞です。

この「 T レグ」は、食物繊維をとることによって「クロストリジウム菌」という腸内細菌が増えることで生まれる免疫細胞です。

ちなみに「クロストリジウム菌」は「1,000種類ほどある菌の総称」だそうですから、正確には「クロストリジウム『菌属』」と表現すべきもので、一昔前はむしろ「悪玉菌」と考えられていたそうです。

現在の日本の食文化は、海外から取り入れられた食文化も含めて選択肢の多さも、味を含めた質の高さもとてもスバラシいと思うのですが

ちゃんとバランスを意識し「昔ながらの伝統的食事」もきちんと取り入れて腸内環境を整えていかないと、将来あなたも恐ろしい病気に遭遇するかもしれません。

「なぜ腸内環境が悪いと免疫力が落ちるか」というと、腸の表面のひだの裏側には免疫細胞がびっしりと待機していて、しかも腸の表面には「免疫細胞をトレーニングする部分(生体組織)」もあるのですが、

それらが本来の働きや機能を発揮できなくなるからです。

腸に待機しているリンパ系細胞の数は「カラダ全体のリンパ細胞のおよそ70%」といわれ、おおむねこの考え方が一般的のようです。

恐ろしい「難病」もさることながら、健康な人にも毎日当たり前に生まれてしまう数千から1万個の「ガン細胞」を

日々退治してくれているのも「リンパT細胞」や「ナチュラルキラー(「NK」)細胞」をはじめとする「免疫細胞」であることを忘れてはいけません。

また前出のNスぺによれば、「がんの発病を抑(おさ)えるトレジャーDNA」というものがちゃんとあって多くの人が持っているそうです。もちろんスイッチがOFFのままでは効かないのは言うまでもありません。

「健康コラム1の『乳がん』」ページで「DNAのコピー失敗細胞、すなわち『ガン細胞』」についての説明をかきましたが、そちらも参考になるかと思います。

お肌が荒れてしまうのも本当の原因は便秘ではありません。そうではなく「腸内環境の悪化による免疫機能の低下」「睡眠不足による免疫力の低下」なのです。

「便秘」は「肌荒れ」とおなじく、免疫力低下の「結果」なのです。

古くなった細胞のごみを免疫細胞である「マクロファージ」が掃除してくれたり、有害なばい菌を退治してくれるのも「好中球」などの免疫細胞なのです。

「細胞のごみ(死んだ細胞)」や「ばい菌」などがきれいに掃除されてはじめて、血液が運んでくれた新鮮な酸素や栄養で「新しいきれいなお肌」が出来上がるのです。

お肌をきれいに保ってくれるのも「元気な免疫力」と、それとセットの「良質な血液・血流」なのです。

最近の研究では「アルコールの分解を進める遺伝子」とか「ガンにかかりにくい遺伝子」などの「トレジャー遺伝子」がどんどん発見されていて

それを持っているかどうかでとった食べものとカラダへの効果が変わってくることもわかってきているのですが、それはまた別の機会に書いてみます。

今日もご覧いただきありがとうございます。

(文:リンパケアセラピスト・整体ボディーケアセラピスト/西片清)


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