出張訪問アロママッサージ・リンパマッサージ川崎「ラクラス」

健康コラム/7 「もみ返しはいいの?わるいの?」 (2019.6.24/2022.5.10)

ホテルによべる アロママッサージラクラス「「もみ返しはいいの?」

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今日は「揉み返しはあったほうがいいのか悪いのか」なお話しをさせていただきます。
そもそも「もみ返し」は筋肉を強く刺激しすぎたことによって筋肉繊維の一部が傷ついた状態です。激しい運動をして翌日筋肉痛になるのも同じ理屈です。

実は筋肉繊維は傷ついた筋肉が元に修復される過程でより太い筋肉繊維に生まれ変わるといわれていますから、アスリートにとっては太い筋肉繊維は必要で、トレーニングでの筋肉痛はあるほうがいいでしょう。

マッサージの場合はどうかというと、実は私も若い頃は揉み返しがあるほうが好きでした。若いので筋肉の再生能力も高かったし、もみ返しがないともんでもらった気がしないという面もありました。でも40を過ぎた頃からはやはり揉み返しはしんどいと思うようになりました。年齢とともに筋肉の修復機能が落ちたからでしょう。

そのため若いかたは別として、一般的に肩こりが辛いと感じるようになっている年齢の方には揉み返しはないほうが良いと思われます。

もみ返しが出ないようにする揉み方はちょっとしたコツでできます。指圧の場合は筋肉繊維を傷つけるように過度に力強く力をかけてしまえば繊維を傷つけてしまうのですが、じっくりと押し込んだりじっくりと揉み込んだりとすると筋肉繊維を傷つけることなく、筋肉全体にそれなりに強い力をかけることができます。ゆっくり徐々に押し込んでいくことがポイントです。

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アロマセラピーの「ニーディング」(圧をかけながらなでる)の場合は、素早くやりすぎないことです。素早く一気に力をかけると筋肉繊維を傷つけますが、適切なスピードで圧を掛ければ繊維を傷つけません。

そもそも「こり」や「重たい感覚」というのは、筋肉繊維がせんべい布団のようにちじんで固く折り重なってしまって血流が悪くなっているので感じる症状です。血流をうながして筋肉線維をふっくらとさせてあげることで、その痛みやコリは和らいでゆきます。

また皮膚の「 C 触覚線維」という触覚神経は手の動く速度が「秒速 5 センチメートルのとき脳のセロトニン神経を最も活性化させる」とされ(桜美林大学山口教授)、エフルラージュ(軽い手の動き)などではこの速度が基準となります。セロトニン神経が活発に反応するということはかなりリラックスしている状態でもあるということのあかしと言えます。

「もみ返しはある方がいいのかどうか」については、もみ返しそのものが大きなトラブルに発展するということはまずありませんから、結論としては「お客様の好みで差し支えない」ということになります。

最後までご覧いただきありがとうございます。

(文:リンパケアセラピスト・整体ボディーケアセラピスト/西片清)

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